「下戸」と「ザル」という言葉を聞いたとき、皆様はその意味を説明できますでしょうか？
※下戸の反対語がザルです。
本記事では下戸・ザルとはどういう意味かについてわかりやすく解説していきます。
また、なぜ「ザル」と呼ぶのかについても解説していきます。
ちなみにですが、本記事の筆者である僕はビール1杯も飲めないくらいお酒が弱かったです。
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下戸とザルってどういう意味？
まずは下戸とザルの意味について解説していきます。
下戸（げこ）とはお酒が飲めない・お酒に弱い人のことをいいます。
下戸を使った例文を3つご紹介しておきます。
私は下戸なので、飲み会ではお酒ではなくソフトドリンクを注文する。
20歳になったのでお酒に興味はあるが、自分が下戸かもしれないのでお酒を飲むのが怖い。
下戸に無理やりお酒を飲ませるのはアルハラだ。
下戸の由来は諸説ありますが、有力な説としては2つあります。
1つ目は万里の長城を建設しているときの門番に甘いものを配っていたからという説です。
現在は世界遺産として登録されている中国の万里の長城ですが、万里の長城が建設されていた秦の時代、多くの門番が万里の長城で働いていました。
万里の長城には「上戸」と呼ばれる厳しい寒さで有名な山上の門と「下戸」と呼ばれる往来の激しさで有名な平地の門がありました。
門番として働いている人たちの苦労をねぎらうために、上戸の門番には体を温める効果があるお酒を、下戸の門番にはお酒ではなく疲れを癒やす効果のある甘いものを支給していたそうです。
下戸の類語の1つとして「甘党」がありますが、これは以上の説からきています。詳しくは「下戸を甘党と言うのはなぜ？歴史的背景からわかりやすく解説」をご覧ください。
2つ目は大化の改新に始まった律令制の時代に存在した階級制度がもとになっているという説です。
律令制では各家庭を大戸・上戸・中戸・下戸の4つの階級に分けていました。
※大戸は最上階の家、下戸は最下級の家です。
律令制の時代における結婚式では、飲むことのできるお酒の量も階級ごとに決められており、下戸が最も量が少なかったと言われています。
以上より、お酒をあまり飲めない人のことを「下戸」と呼ぶようになったと言われています。
そして、「ザル」は下戸の反対語です。
※「下戸の反対は？上戸・ザルの意味は？対義語（反対語）や類語を徹底紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
つまり、お酒に強い人のことをザルと言います。
ザルの例文も3つご紹介しておきます。
あの人はザルだから、お酒を何杯飲んでも顔が赤くならない。
私はザルなので、下戸から羨ましいと言われる。
彼女はかなりザルなので、毎晩飲み歩いている。
ザルはラーメン屋などで麺の湯切りに使われている調理器具のことです。
湯切りでザルから湯がどんどん落ちていくように、お酒を飲んでもお酒がどんどん体を通り抜けていくという由来から、お酒が強い人のことをザルと呼んでいます。
ちなみにですが、自分が下戸かどうかは遺伝によって決まります。
※詳しくは「下戸は遺伝子で決まる！でも下戸を治す方法はあるのでご紹介します」をご覧ください。
つまり、下戸＝体質なので、基本的には下戸はザルになることはできません。
本記事を執筆している僕もかつてはビール1杯すらも飲めないほど下戸でした。
下戸があることが原因でたくさんの人から馬鹿にされたり、彼女に振られたり、出世の機会を逃すなど散々な人生を送ってきました。
※詳しくは「下戸が生きづらい・つらい理由は？地獄を見た筆者の体験談と克服法」をご覧ください。
そんな自分を絶対に変えて人生を逆転するため、僕は7年・30万円以上もの時間とお金をかけて世の中にある、ありとあらゆる薬やサプリ・漢方を試しました。
そして、ついにこんな下戸の僕でも1日でザル（＝酒豪）になれる方法を見つけることができました。
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